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その後
明治維新後、越前大野城の全ての建物は撤去されました。城があった山は亀山公園となりました。第二次世界大戦後、天守を含む城の建物がいくつか再建されました。
現在この城を所有している大野市はこの城を、竹田城のように、「天空の城」として宣伝しています。天空の城とは、山の下の方に雲が広がったとき、山の上にある城が雲に浮かんでいるようにみえることを言います。越前大野城に来ているときにその現象が起これば、城全体を見渡すことができる戌山に行けば、そこから天空の城の写真を撮ることができます。大野市の情報では、天空の城は10月と11月に一番よく現れるとのことです。しかし、これまでの実績によると、天空の城を見ることができるのは、1年に約10日間しかありません。
私の感想
私は、11月のある日、天空の城を見るために越前大野城を訪れました。この月は、天空の城の現象が起こっているかどうか確認できるように、城は早朝から開いていました。
天守の建物の最上階から見てみましたが、城周辺の空は晴れ渡っていました。天空の城を観察できるという戌山の方がむしろ雲がかかっていました。一泊だけの滞在ではとても不十分とそのとき思いました。天空の城が現れるための気象条件が揃ったとしても、いつもそれを見れるとは限りません。何日も逗留しないといけないかもしれません。
但し、もしこの町に一泊だけしかできないとしても、ライトアップされた美しい越前大野城の写真を撮ることはできます。
ここに行くには
車で行く場合:
北陸自動車道の福井ICから約30分かかります。
城に向かう南登り口の入口近くに駐車場があります。
公共交通機関を使う場合は、JR越前大野駅から歩いて約40分かかります。
東京から越前大野駅まで:北陸新幹線に乗り、金沢駅で北陸線の特急に乗り換え、福井駅でまた九頭竜線に乗り換えてください。
大阪から:特急サンダーバード号に乗り、福井駅で九頭竜線に乗り換えて下さい。
リンク、参考情報
・天空の城 越前大野城
・「歴史群像165号、戦国の城 越前大野城」学研
・「よみがえる日本の城8」学研
これで終わります。ありがとうございました。
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