その後
鳥越城跡は、一向一揆が壊滅した後は長い間放置されていました。発掘調査が行われたのは1997年から2002年までで、その間の1985年には国の史跡に指定されました。歴史公園としての整備といくつかの城の建物の復元も、1991年から2002年の間に行われました。そのおかげで、この城跡を加賀一向一揆の記念碑として今日見学できるのです。
私の感想
私が鳥越城跡を訪れたとき、この城はまるで戦国大名が作った城と全く同じであると思いました。このことが、加賀一向一揆が本当に宗教的、政治的、そして軍事的な力さえ持っていたことを示しているのでしょう。別の言い方をすれば、その当時の人々は、自らを守る必要があったのです。少なくとも日本においては、現在生きている人たちは通常何の心配もなしに安全に過ごすことができます。これは、一部には一向一揆の人たちの尊い犠牲があったからだということを学びました。それだけでなく、この城跡は戦国時代の一般的な山城を学ぶにもよい教材になると思います。
ここに行くには
この城跡を訪れるには、車を使うことをお勧めします。
北陸自動車道の小松ICから約30分かかります。
山の頂上近くの駐車場に車を停めることができます。
公共交通機関を使う場合は、小松駅から北鉄加賀バスの麦口線に乗り、三坂バス停で降りてください。バス停から歩いて約30分かかります。
東京から小松駅まで:北陸新幹線に乗り、金沢駅で北陸線の特急に乗り換えてください。
大阪からは、特急サンダーバード号に乗ってください。
リンク、参考情報
・史跡鳥越城跡附二曲城跡、白山市
・鳥越城跡、白山市公式観光サイト
・「戦国時代と一向一揆/竹間芳明著」日本史史料研究会ブックス
・「逆説の日本史10 戦国覇王編/井沢元彦著」小学館
・「はくさん 第12巻4号」石川県白山自然保護センター
これで終わります。ありがとうございました。
「鳥越城その1」に戻ります。
「鳥越城その2」に戻ります。